Skip to content
Copied!

Linux Desktop元年をはじめた

20年来のMacユーザーが,Windows 10サポート終了を機にUbuntu Desktopへ乗り換えた記録。「Linux Desktop元年」を繰り返してきた四半世紀の歴史を振り返りつつ,環境構築・使用感・去就までを綴る。

完結全6章開始:
  1. 1. 序文

    Microsoft社が新しいOSを発表するたびに,Linux Desktopへ乗り換えようという声が上がる。1999年,Microsoft Windows 2000が発表され,これまでのWindows 9X系列とWindows NT系列を統合する新しいOSの登場に不安を抱くWindowsユーザーが現れた。折しもGNOM…

  2. 2. 元年に挑むための装備一式

    現在使用しているLinuxディストリビューションはUbuntu 25.10である。導入当初は24.10であり,その後25.04,25.10と段階的にアップグレードしてきた。Linuxには多数の系統が存在し,いずれのディストリビューションにも独自の魅力があるから,選定には一定の方針が必要となる。Ubuntuは「自由で開か…

  3. 3. CanonicalとLenovoを信じて

    ThinkPad X1 Carbon Gen 12はUbuntu認証機であるが,認証対象は22.04 LTSである。カスタムイメージの利用が推奨され,標準イメージは正常に動作しない可能性があると注記されている(Standard images of Ubuntu may not work well, or at all…

  4. 4. 不満があれば手作業で

    Ubuntu向けアプリケーションの配布形態には,標準的な.debに加え,Snap,Flatpak,AppImageなど,思想の異なる方式が併存している。そのため,利用者の立場からは断片化した印象を受けやすい。実際に試行した範囲では,これらの配布形態は同等ではなく,OS非依存型の方式であるSnap,Flatpak,App…

  5. 5. Macとの決別

    Appleエコシステムの長所は,ハードウェア,ソフトウェア,サービス,およびそれらの連携が高度に統合されている点にある。X1 CarbonをMacBookと比較する前に,まずX1 Carbonを購入した当時から現在までの状況の変化を振り返る必要がある。OpenAIのChatGPTは,2022年末のGPT-3.5,続く2…

  6. 6. 総評 ─ 元年は来たのか ─

    結論から述べる。「Linux Desktop元年」は,2026年になってもなお到来したとは言い難い。本稿を通じて再確認されたのは,Linux Desktopの進歩以上に,macOSおよびApple Siliconに積み上がった統合設計の厚みであった。ローカルLLMの実用段階入りに追い風となる大容量のユニファイドメモリと…